
当院では血液透析を昼の部透析として月・水・金及び火・木・土に、そして2007年4月からは二部透析を月・水・金に行います。透析モニターは30台ありますので、同時に30人まで透析治療を行えます。また、腹膜透析治療も行っており、ほとんど寝たきりの患者様も往診を行っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
当院では全国でクリニックレベルとしてはめずらしくすべての器械をコンピューターによるシステム管理できるように整備しております。
また、ベットサイドモニターは30台のうち20台をOn-Line HDFを行える機能を持っています。当然、現在のところエンドトキシン濃度もまた最近学会でもいわれている生菌の問題もクリアしています。
一般的な透析施設では通常4時間透析が主流ですが、当院では患者様の将来への生命の保証と生活の質を落とさないように注意している観点から、患者様の体にやさしい透析を行っています。
現在、診療報酬制度(保険点数制度)の改変から、多くの透析施設では透析時間を短くする傾向がありますが、学会でも、多くの論文でも透析は時間を長くすればするほど長生きできると言われていて、事実、当院の患者様のお亡くなりになる確率は全国平均の4分の1です。
その事からも、採算を度外視し、患者様のためになる透析を行っていきます。
透析治療の進歩によって一昔前のように透析治療を開始するとそれほど生きれないということがなくなり透析歴10年以上の方も多くなってきました。透析歴が長くなるほど合併症も多くなってきますが、透析アミロイド症による関節痛や透析低血圧、掻痒感、色素沈着などに対してOn-Line HDFを行うことで症状の軽減あるいは予防に寄与するものと考えています。
透析関連以外の一般的な成人病に関する諸検査を定期的に行っています。
年間検査として腹部CT、エコー、内視鏡検査などを定期的に行うことで、がんなどの病気を早期に見つけ対応すること。当たり前のことのように感じられるかもしれませんが、漫然と血液透析の治療のみに通院していることがないように心がけています。
血液透析は低分子量物質の除去効率は高いものの、β2ミクログロブリンに代表される大分子量物質の除去は血液濾過より劣ります。血液濾過透析(HDF)は血液透析と血液濾過の長所をあわせもつ方法です。従来のHDFはコストと労力の問題があり、透析患者さんなら誰でもというわけではなく、透析アミロイドーシスなどの適応疾患がなければ受けられません。合併症が出てから受けるのでは遅くないのか、良い治療法であれば誰でも受けられるようにできないかということで開発されたのが on-line HDFです。大量の体液置換を行なうために透析液用水を静注用精製水ないしそれ以上の純度に院内で精製し、透析液と同時に補充液としても用います。従来のHDFが1回の治療で10〜20Lの置換液であるのに対して、on-line HDFでは10〜90Lという大量の置換が可能です。従って大分子量物質の除去効率が高まり、次のような臨床効果が報告されています。
エンドトキシンは、グラム陰性菌の細胞壁の外膜を構成する物質であるlipopolysacharideの臨床医学的な呼称であり、細菌が死んだ時や機械的に破壊されたときなどに遊離されます。
エンドトキシンが体内に侵入すると、発熱・血圧低下など様々な炎症反応を引き起こします。これらを除去し、より不純物を失くす為に、透析液を清浄化する必要があります。透析液中のエンドトキシン濃度は、透析液の細菌汚染の1つのマーカーとして測定されています。
| ET濃度 | 生菌数 | |
|---|---|---|
| 透析液 | 50EU/L以下 | 100CFU/L以下 |
| 超純粋透析液 | 1EU/L以下 | 0.1CFU/L以下 |
| 注入用透析液 | 検出限度以下 | 測定不可(10-6CFU/L) |
1回あたり何時間の透析が長時間透析か?となりますが、現在の標準的な全国の透析時間を4時間とすればそれ以上の時間行うことであるでしょう。
当院では6時間透析のことをそう表現しています。透析の患者様は尿がほとんど出ないため、1回あたりに例えば体重50kgの方であれば、3000ml近くの水分を透析で除去することになります。簡単に3000mlと言っても、その水分は血液中から1升ビン2本弱の水分を除去するとなるとその重大さがお解かりになるかと思います。
4時間透析だと、1時間あたり750ml、6時間透析だと500mlです。人間の体はうまくつくられていて、血管の中の水分がなくなると、血管の中に水分を引き込んできますが、糖尿病や高齢者、体脂肪の多い方の場合はその引き込んでくる水分に限界が出てきます。すなわち、透析中の突然の血圧低下につながります。
また、毒素についても臓器によって、毒素が抜ける時間が違いますから、実は4時間透析した後から徐々に毒素が抜けてくる臓器もあります。
有名なデータにフランスのタサン中央透析センターのシャラ博士の論文によると、日本の4時間透析の10年生存率は42.3%なのに対し、その施設では85.0%もの生存率であるそうです。
日本の透析技術は世界的にも一流ですが、何故そこでは生存率が良いのか?違いは透析時間です。その施設では8時間透析を行っているそうです。このように透析時間を長くすることは、体にやさしく、長生きできる透析なのです。
体重計
車椅子対応の体重計です。カードで患者様を認識し、音声で誘導し体重を計測します。体重測定値はすみやかに患者様のベットサイドにデータが転送されます。
ベットサイドモニター
東レTR3000MをOn-Line HDF用にダブルポンプにしたフル装備機種です。自動プライミング機能、自動血圧計も装備しています。
透析管理システム(MiracleDIMICS21)
透析機器管理システム、診療支援システムを兼ね備えたシステムです。当院では電子カルテと連携しています。
無線LANを用いたベットサイドPC
回診時に指示を出したり、投薬指示を出したり、患者様の問診所見などを入力する器械です。MiracleDIMICS21本体と双方向のやりとりが出来るので、検査データなど瞬時に患者様に伝えられます。
体液測定装置
透析をしながら測定が可能です。
キセノン治療器
透析アミロイド関節症など、膝や腰などに痛みのある方は透析中にこれを用いて治療を行っています。患者様には好評のようです。
テレビ
透析中にテレビが観たい方はヘッドホンをお持ちいただければ自由にお使い下さって結構です。カード式と違いお金もかかりません。